フライフィッシングの魅力
フライフィッシングの魅力とは?
私が感じるフライフィッシングの魅力を綴ってみました。
あなたの豊かな釣りの気付きになれば幸いです。
大井しょうぶ
フライフィッシングを様々な角度から見てみます。
フライフィッシングの魅力として一般的に語られていることは、
フライキャスティング、フライタイイング、自然観察、釣りそのもの、などが上げられます。本や様々なメディア、ウェブサイトなどでこのことは多く語られています。
ですが、何故、フライキャスティングは面白いのでしょうか?何故、タイイングは面白いのでしょうか?何故、フライフィッシングは面白いのでしょうか?フライフィッシングという行為のその奥を覗き込むと、様々なインスピレーションを伴った言葉たちが浮かんでは消えていきます。
技術のその奥にある果てしない世界。その世界観は、たまらなく魅力的で刺激に溢れています。
Flyfishing Mindset
- 釣りをする行為でありながら、「釣りを釣りで終わらせない」
- フローに入れる。(心理学者チクセントミハイ提唱の概念)
- 完全に浸り、精力的に集中し、完全にのめり込んでいて、その過程が積極的で活発を伴い、成功している状態。
- 主観的幸福状態
- 良心を持った不良。
- スピリチャルな要素がある。
- ヒーリング効果が高い。
- 森林浴ができる。
- ハンティングの興奮が味わえる。
- 誰にも邪魔されず、一人になれ、自分と向き合うことが出来る。
- 自分の内面と対峙し、決断できる。
- 日常を持ち込まない。非日常の空間。
- スマホを押入れに投げ入れ山の上の渓流に行く。連絡が取れない状況を作る。
思いっきり、せいせいする。ネットやSNS、メールに依存していたことが、よ~く分かる。
- コンピューターがなくても、どうにでもなるという感覚。
- サバイバルな精神。
- 旅。ジャーニー。世界を旅する。一瞬にして世界中がフィールドになる。
- 幻の魚、というロマン。少年の心。冒険心。
- 心と体の浄化作用。
- ドーパミンと、エンドルフィンの両方の脳内物質をたくさん分泌できる。
つまり、興奮と幸福感。
- 適度な運動と、瞑想。足腰を鍛錬でき、心地よい疲労感を得られる。
- 標高の高い場所の、澄みきったきれいな空気の中で食べるカップヌードルの驚くほどの美味しさ。バーベキューなら、なおさら。
- ファッショナブルになれる。お洒落を楽しむのは、街の中だけではない。
- 山の中の誰も見ていない空間でも、釣り人は、お洒落をしたいのである。
- アーティスティックになれる。キャスティング、タイイング、
自己表現であり、芸術的なのである。
- 心に残る思い出を多く作れる。
- 仲間との飲み会、大きな売り上げ、知名度、彼女との時間、家族との時間、
SNSでの交流、日記、TV、読書、車、音楽、コンサート、映画、執筆、ボスになる、社長になる、テレビに出る、女にもてる、美味しいものを食べる、いい服を着る、
世の中、楽しいことは山ほどあるが、魂のさらにその奥に流れ続ける思い出は、釣りであった。
- 色々あるけど、ここに戻ってこれればいいかな、と思える場所。
- 基本的に男の世界。男のロマン。男の友情が芽生える時間。
- 釣りには、もの凄く多くの格言が残されている。
- 静かなることを学べ
- 釣り師の両手は縛っておけ
- 釣れない釣り人は哲学者
- 永遠に幸せになりたければ、釣りを覚えなさい
- 魚釣りという病気は死ぬまで治らない難病であると共に、
人生という難病を治療する特効薬でもある
ロイ・キリーク
・・・。
- 男の隠れ家である。
- 何かにスポイルされそうになった時、逃げて逃げて逃げまくれる。世界の果てまでも。
- 地球の生態系が分かる。
- 世界中の釣り人と、すぐ仲良くなれる。
- その人の性根が分かってしまう。いい人ぶっても、いざとなれば逆切れする思考。釣りによって本性がばれてしまう。そこが、面白い。(私も含む)
- ヤマメは俺で、俺はヤマメ、ということが分かるようになる。
ヤマメを食べればヤマメが変化し、俺になる。俺が変化し、いずれヤマメになる。元は、一つ。一つの物質から全て発生している。
- 川、山へ行くことによって土壌微生物、バクテリアを吸収でき、本来人間が持っている免疫力、生命力が高まる。元の気、エネルギーを高められる。都会のコンクリートジャングルではそれが出来ない。
- 釣れても、釣れなくても、いつも釣り人はそのあり方を問われている。
- 釣りを、「芸術家や音楽家や小説家と同等な社会的認知」をしてもらえるには、フライフィッシングが一番近いところにいるのではないか。
- フライフィッシングはとてつもない楽しみと共に、人間修行できる数少ない偉大なる遊びである。
Art is long, life is short