キャスティング
フライキャスティング
「フライキャスティングを制する者はフライフィッシングを制す」
FFIキャスティングインストラクターの大井しょうぶが教える無料動画講座です。
入門者、初心者の方はこちらの「フライキャスティング入門無料動画講座」をまず、見てください。
フライキャスティングの仕組みがおおよそ分かってきましたら、下記のダブルホール等も見て、イメージトレーニングを行ってください。
私、大井しょうぶのダブルホールキャスティングです。リズム感やホールのタイミングなど、イメージングしてみてください。この動画を見ながら一緒にシャドーキャスティングをしてみて下さい。ホールのスムーズなパワーとロッドの復元力を使い、決して力まずに出来るだけ力を抜いてキャストすることがコツです。どんなスポーツでもそうですが、イメージトレーニングで自身のセルフイメージを上げることがとても大切です。
肩、腕、体の力を抜くこと。ロッドを出来るだけ軽く持つこと。前後のリズムを一定にすること。ラインの重さを感じること。一平面上を移動すること。ロッドに仕事をさせること。
初心者の方は、あたかも私と同じようにキャスト出来ているように感じて下さい。
何度もそうイメージして動画を見てください。いつのまにか、あなたの技術はそのイメージに追いつきます。
実は、振り方を微妙に変えながらキャストしています。そのことでループの形も変化しています。検証し、確認しながらキャストしているのです。
IFFF公認キャスティングインストラクターが伝授!
独特なやり方
■ロッド(竿)を操ってフライラインをショートレンジからロングディスタンスまで、自由自在にコントロールする「フライキャスティング」。
このキャスティングだけでも非常に奥が深く、「キャスティングトーナメント」という世界大会まであるぐらいです。
■フライキャスティングはとても独特で、初心者の方がその日の内に、思うように出来るようにはなりません。しっかりとした練習が必要になってきます。
何が独特かと言いますと、他の釣りは擬餌針(重り)やルアー自体の重さを利用して、ロッドの反発力で、目的の場所まで飛ばすのに対して、フライキャスティングはフライラインの重さを利用して目的の場所まで、フライ(毛鉤)を飛ばしていきます。
何故なら、フライ自体がほとんど重さがない為、フライの自重で飛ばす事が不可能だからです。したがって、長く重さのあるフライラインをキャストする独特な感覚を体に憶え込ませていきます。
■ただ、小さな川や管理釣り場でしたらさほど高度なテクニックも必要なく、飛ばす距離も5m〜10mもあれば、十分釣りになりますので心配しなくても大丈夫です。まずは、5m前後のショートレンジを的確にキャスト出来る様になりましょう。
■コツはラインの重さを感じながら綺麗なキャスティングループをつくる事です。上手く出来る様になってくると、キャスティングしているだけで何ともいえない満足と楽しい感覚を覚えます。上手な人のキャスティングはとても美しく、フライキャスティングそのものが、アートであるといえます。
世界的に有名なキャスターに、メル・クリーガーやスティーブ・レイジェフなどがいます。
練習方法
■ダクロンの編み糸の周りを塩化ビニールでコーティングしてあるフライライン。そのラインの重さを利用して毛鉤を目的の場所まで飛ばすフライキャスティング。
他の釣りにはない独特な感覚が必要ですが、慣れればそうは難しくは無いはずです。感覚として一番近いのは、鞭。しなった鞭を振り回す感覚ですね。
■練習場所は芝生の生えた公園がいいです。ラインを傷めずに済みます。まず始めは、5m〜7mぐらいのラインを体のまっすぐ前に伸ばして芝生の上に置いておきます。ロッドの先端がラインの先端を指すような位置で構えます。次に真っすぐにロッドをスムーズに振り上げます。そして時計でいう12時の位置(真上)で、ロッドをピタッと止めます。
■フライラインはロッドの復元力によって頭上で、ループ(弧)を作ります。ラインが伸びきり落下する寸前で、ロッドを元の位置まで戻します。その時ラインは体のまっすぐ前に伸びています。
この一連の動作をピックアップ&レイダウンと言いまして、キャスティングの最も基本となる動作です。地味ですが、最初はこの練習を何回もして下さい。出来ればラインが頭上に上がった時、ロッドを止めたまま少し待ってラインの重さを感じて下さい。その感覚がつかめれば、キャスティングの上達はとても早くなります。
■次にピックアップ&レイダウンがスムーズに出来るようになったら、真上(12時)で止めていたロッドをもう少し後ろにずらし、1時ぐらいでピタッと止めるようにして下さい。そして止まったまま気持〜ち待って、ラインの重さを感じて下さい。
重さを感じたらロッドを前へスムーズに振り下ろしていき、今度はロッドを10時ぐらいでストップします。するとラインは落下せず、ループを作って前方に伸びていきます。ループが解けてラインが一直線になる寸前で、またロッドを後方へスムーズに振り上げて1時の位置でピタッと止めます。すると後方へラインはループを作りながら飛んで行きます。この繰り返しをフォルスキャストと言います。釣り場で良く見かける光景ですね。
このフォルスキャストを5m〜7mのラインでスムーズに出来るようにして下さい。これが出来れば管理釣り場や小渓流なら十分釣りになります。
メルクリーガーキャスティングレッスン動画
メル・グリーガーキャスティングレッスン
綺麗なループの良いキャスティングと色々な悪いキャスティングを比べて紹介しながらレッスンしています。悪いキャスティングのどういう所を直せばいいのかが分かってきます。このビデオの進行に沿って、日本語で詳しく説明を付け加えてみました。詳細はこちら→メル・クリーガーキャスティングレッスン日本語解説版
ループイメージ動画
キャスティングループ基本イメージ
フライキャスティングのイメージはこの動画が分かりやすいと思います。フライラインのループの軌跡やリズム感を感じ取って下さい。特にフォワードキャスト(前へのキャスト)時のループを参考にして下さい。これはホールは行っていない最も基本的なフォルスキャストの例です。まずは細かい部分はおいて置いて、キャスティングのイメージをつかむ事が大切です。実際はもっと遅いストロークでも問題ありません。フライラインの重さを感じながらストロークすることが上達への近道です。Good Luck!
※細かく言えば、実はこのキャストはベルジャンキャストと言って、バックキャストをサイドに持っていくキャストです。本来は、バックキャストはもっと頭上に持っていく方がいいでしょう。つまり、基本のキャストとベルジャンキャストを、自分の中ではっきり使い分けられるようにすると、癖がない素直なキャストをいつまでも投げられる訳です。この人はおそらく無意識でベルジャンキャストをしていると思うので、癖が付いてしまっているようです。
ダブルホール
■ダブルホールとは、ロングキャストをする上で欠かせない技術です。文面で説明するのは非常に難しいのですが、バックキャストとフォワードキャストにラインを強く引くホールを一回ずつ入れ、ラインのスピードを早くする事です。
これは実際に経験して慣れていくしかないとおもいますが、コツをつかむと少ない力で、簡単にロングキャストができる事を体感出来るでしょう。
スティーブレイジェフのロングキャスティングフォーム。
ダブルホールのタイミングやリズム感を見て下さい。
サイト運営者、大井しょうぶの遠投フォーム
フルライン~ロングディスタンスキャスト!
全ての釣り人に捧ぐ!フライキャスティングはカッコいいんだぜ!一緒にやろうぜ!
IFFFキャスティングインストラクター、大井しょうぶが教える、フライキャスティング入門 フルライン~ロングディスタンスキャスト!遠投するぜ!
ご覧のように、キャスティングアーク(ロッドの角度)はかなり倒れ込んでいて、キャステインングストローク(ロッドの前後の移動距離)も大きくなっています。ロングディスタンスのキャストは、このような大きなフォームになります。アークとストロークのどちらが足らなくてもいけません。ループを確認しながら調整していきます。GoodLuck !
フライキャスティング無料講座
http://www.flyfishing-japan.com/shop/fwd3/castingfree
ほんの15分くらいの撮影時間でしたが、その間にも、自身のキャスティング映像を確認して、キャスティングフォームを修正しています。その微妙な違いが分かりますか?
キャスティングと心の関係
フライキャスティングはその時の心を映し出します。穏やかで落ち着いた心でキャストすれば、そのような穏やかなループを綺麗に作ります。余分な力が抜けた洗礼されたキャストです。逆に雑念に支配され、乱れた心のままキャストすると、見事にループも乱れてしまいます。
私はこの事を逆に利用します。日々の雑事に心が流され煩雑とした状態の時、近所のいつもの公園でフライキャスティングをします。最初はループが乱れて細かい部分にまで神経がいきません。集中できていない訳です。しかし、そのままキャストを繰り返します。何も考えずに黙々と美しいループを作る事に専念します。ひたすらループを目で追います。5分、10分・・そして20分経つ頃にはすっかりいつものタイトループで、いつものキャストが出来ています。
心も落ち着きを取り戻し、「study to be quiet=静かなる事を学べ」を実践できたのです。(釣魚大全)
フライキャスティングは一種の瞑想というかメディテイションの要素があると思いますね。心の落ち着きを取り戻したい時、心の落ち着きを継続したい時、フライキャスティングをしてみたらどうでしょうか。
アドバンスキャスティングプラクティス
ここでは、練習時と実釣時の大きな違いを説明します。
練習で上手くキャスト出来ていても、実際の釣り場では思うように投げられないことも多いのです。それは何故か?を解説します。
キャスティング最新テクニック
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