フライフィッシングのニンフィングテクニックを徹底紹介!

ニンフフィッシング

ニンフフィッシング


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ニンフとは水棲昆虫の幼虫を模したフライのことす。幼虫は水底の石周りや枯葉の中で生きています。その幼虫を魚達は亜成虫や成虫(ドライフライ)よりもたくさん食べています。水中ですから魚も警戒心が薄れのびのびと捕食活動しているのでしょう。ですからドライフライで難しい場面ならニンフィングをしてみましょう。

ニンフィングには大まかに分けて、ルースニングとアウトリガーがあります。また、ヨーロッパ地方ではヨーロピアンニンフィングという、競技を勝ち抜く為に生まれた独特のニンフィングメソッドがあります。


ユーロニンフ(ヨーロピアンニンフィング

ポーリッシュニンフィング
チェック ニンフィング
フレンチニンフィング
スパニッシュニンフィング

の総称をユーロニンフ(ヨーロピアンニンフィング)といいます。

ショートディスタンスと、ロングディスタンスに分かれ、
様々なシチュエーションで、研ぎ澄まされた釣り方を展開していきます。

日本でニンフフィッシングというと、マーカーニンフィング(ルースニング)やアウトリガーが一般的に知られていて、ほとんどの方はそのどちらかでニンフフィッシングを楽しんでいます。

私もドライフライで立ち行かない時は、それらのニンフフィッシングを楽しんでいました。しかし、このヨーロピアンスタイルのニンフィングを知ってからは、ニンフィングはこのヨーロッパスタイルしかやらなくなりました。

何故なら、今まで逃していた魚が数多く釣れ、深場やストラクチャーに潜む大物も釣れるようになったからです。ダイレクトコンタクトの電気的な衝撃に心の高揚は増し、アグレッシブなスピード感は他の釣り方にはないカッコ良さを感じるからです。シンプルであるが故に、奥深さもあるこのヨーロピアンニンフィングシステムの面白さは、あなたもやってみれば分かると思います。ニンフの釣り方としては、現在は世界最先端をいっているでしょう。


必読!詳しくは→ヨーロピアンニンフィング



ルースニング

■ルースニングとは、インジケーター(目印)をリーダーにつけてフライを水中に流す、いってみれば浮き釣りのようなものです。その時フライはウェイトのあるフライにするかリーダーにショット(錘)をつけて沈ませます。釣り人は水面にあるインジケーターにアタリがでたら合わせを入れ釣りあげます。ドライに反応しない時や、水温が低い時などはルースニングが効果があります。

また、アタリが取りやすいので初心者でも爆釣する事が出来ます。注意点はタナを色々変えてみることです。水底べったりに流してみたり、中層を流してみたり、表層を狙ってみたり、魚が水中のどの層に定位しているのかを見極める事が釣果に繋がります。使うフライも様々ですが、フェザントテイルやヘヤーズイヤー、カディスラーバやエッグなどを使うと良いでしょう。(詳しくは「水棲昆虫・その他の昆虫」を参照して下さい。)

ルースニングストラテジー

アウトリガー

■アウトリガーとはインジケーターは使わずに(使ったとしても極少)、リーダーを短くしてコンパクトなシステムにし、ダイレクトに魚のアタリを感じ取って釣る方法です。

使うフライは重さのあるウエイテッドフライか、リーダーに重めのショットをかましてすばやくフライが沈むようにします。アウトリガーに有利なポイントは、流れが複雑で落差が大きい場所や、狭くて深い淵などで手返しよく釣っていきます。逆に流れが穏やかで水深の浅いポイントはあまり向いていません。流れが複雑で落差が大きい場所は、白泡で釣り人が魚から発見されにくいので、出来るだけポイントに近づき、キャスト距離も2m〜4mと短くして、コンパクトにタイトに釣っていきます。

■この釣りの良いところは、川が増水して濁っている場合などは魚は淵や岩陰の深い所に定位している事が多いのですが、その魚の居着き場所をピンポイントで狙う事ができる所です。使うフライはルースニングと同じで良いでしょう。

アタリはダイレクトに手にくることが多いので、その瞬間を逃さずにタイトに合わせます。思惑通りのポイントで魚が釣れると、これまた至極の喜びを得られます。

チェックニンフィング(チェコニンフ)

■チェコニンフとは、ヨーロッパのチェコで発展したニンフィングです。リーダーティペットを極力短くして(8feet前後)ドロッパーを2個〜3個つけます。それぞれのフライのウエイトを変え、川底・中層・表層を流れるように工夫します。

そして、魚の付くポイントをタイトに手返しよく探っていく方法です。別名チェックニンフとも呼ばれ、流れの中のあらゆるポイントや層をくまなくチェツクし、魚をヒットさせていきます。

この釣り方のポイントは、当たりをどうとるかになります。インジケーターは使いませんので、リーダーフライラインの先端の動きに注意を払い、水中に引きづり込まれたり、ラインが止まる場合も魚がフライを咥えている可能性が高いので、あわせを入れます。

魚は、ニンフフライを吸い込むように咥える事が多いので、その微妙な当たり、ラインが止まる程度の繊細な当たりをどう取るかが釣果を左右するテクニックになります。

アウトリガーは、フライ(毛鉤)を流れの下流に持っていきテンションをかけながら釣ることが基本ですが、チェコニンフは、アップ又はクロスにキャストして流れと同調しながらロッドを下流にもって行きます。その時、フライ(毛鉤)にテンションが掛かるか、掛からないかのところで、旨くロッドを操作してフライラインからリーダーティペットフライ(毛鉤)までの間に余分なスラック(たるみ)を作らないようにします。そのことで、微妙なあたりも見逃さず、あわせることが出来るようになります。

チェコニンフストラテジー


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サイトニンフィング

■サイトニンフィングとは、魚を予め発見しておき、その魚の鼻面にニンフを送り込みフライを銜える瞬間を目視してあわせる釣り方です。フライが目視できない場合は魚の動き、上下左右に動くなどの微妙な変化を捕らえ合わせます。

ここにも直感的、無意識下の判断力が活躍します。

この釣り方は水中の魚を発見するところから始まりますので、水が濁っていたり、流れが早く白泡が飛び散るような渓流では使えません。ある程度の緩やかな流れで水がクリアーで魚が定位している事が前提になります。忍野などのスプリングクリークやジンクリアーな渓流のプールなどがが適した流です。

魚を目視しながらフライを加えた瞬間を合わせますので、他の釣り方に比べてすごぶるフッキング率が高くなります。魚とクロスかやや下流の位置にポジションを取り、フッキングする時は下流側へロッドを引きますので、すっぽ抜ける事がほぼありません。

この釣りをマスターすることにより、魚がフライをどう銜えるえているのかが分かり、他の釣り方にも応用が利きます。

サイトニンフィングストラテジー

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