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メル・クリーガーキャスティングレッスン日本語解説版

メルクリーガーキャスティングレッスン動画

ここでは、メル・クリーガーの動画に解説をつけてみました。キャスティングがうまく出来ずにフライフィッシングの面白さが半減してしまうのはとてももったいない事です。逆を言えば、キャスティングをしっかりマスターすれば、すぐにでも上級者の仲間入りが出来ます。キャスティングこそ、フライフィッシングの鍵を握っていると思います。

メル・クリーガーキャスティングレッスン日本語解説版

1:00〜

ロッドの振り幅の事です。よく10時から2時の間でストロークするのがいいと言われます。おおよそこのイメージでいいと思います。例えば10時〜3時に振り幅が広がってしますと、オープンループになってしまい、ラインは前に飛ばなくなります。初心者の方に最も多いのがこの状態です。ポイントは、バックキャストでロッドを止める位置に気を付ける事です。2時ではなく、1時ぐらいで止めるようにしてみるとうまくいきます。何故なら1時で止めているつもりでも実際は2時あたりで止まっている事が多いのです。自分が思っている以上にバックキャストはロッドが倒れてしまっているのです。その時に手首が開かないように固定するイメージでキャストします。

※1:14〜1:25までのキャスティングを真似てください。力の抜けた美しいループを作っています。このイメージを大事にして下さい。腕の振り幅(ストローク)、ロッドの振り幅(アーク)、ロッドの角度などを注意して見て下さい。自分が実際にこのようにキャストしている所をイメージして下さい。キャスティングスピードはもう少し早くてもいいでしょう。


1:30〜

バックキャストを高くすると、フォワードキャストは低くなり、その時のキャスティングアークは少し前に移動すると言う説明です。アーク(振り幅)はそのままです。

2:05〜

  • オープンループ

オープンループを実演しています。注目して頂きたいのは、キャスティングアークです。9時から2時半あたりまで振っています。振り幅が広すぎる為に、ロッドにパワーが乗らず、力の無いオープンループになってしまっています。

2:20〜

  • テイリングループ

テイリングループとは、フライラインリーダーティペットが空中でクロスして縺れてしまう事です。動画を良く見てみるとフォワードキャストの最後で力が入っています。また、ティップ(竿先)が上に向かってしまっています。この事で、ループが崩れテイリングを起こしているのです。テイリングループは上級者の人でも起こしてしまうほどデリケートなものです。急激な力を加えずになめらかなパワーを心掛けることで防げます。

3:00〜

ベイスボールプレイヤーのジョーを引き合いに出して、説明していますが、つまり力がいくらあっても力だけではフライキャスティングは出来ないという事です。

3:55〜

  • プレゼンテーションキャスト

プレゼンテーション時の悪い見本です。フライラインリーダーティペットがグニャグニャと曲がって水面に落ちています。この状態ですと魚は違和感を感じ警戒してしまいます。なぜそうなるかですが、ロッドのストロークが野球のピッチャーがカーブを投げるように、円を描いてしまっているからです。いいキャストは平面を移動するようなキャストです。つまり、バックもフォワードもまっすぐに移動すると言う事です。これも初心者の方に多いキャストですが少し気にかけて練習するとすぐに直ります。

5:00〜

  • ラストキャストシンドローム(シュート)

フォルスキャストは前後に綺麗なループでうまくキャスト出来ているのに、最後のキャスト、プレゼンテーションやシュートキャストの時に余分な力が入ってしまい、綺麗にターンオーバーせずにグニャとラインが絡まって落ちたり、テイリングしてしまう事はよくあります。遠くへ飛ばそうと意識しすぎたり、ピンポイントでフライを落とそうと狙いすぎたりで、プレッシャーが掛かり、力んでしまうのです。このビデオでは振りが急に速くなっていますね。最後のキャストでも力まずになめらかさを忘れずにキャストする事が大切です。


ポイント

  • リスト( 手首)は使わない。(手首は固定する)/ リストの使い方は慣れてきてからで十分。
  • スイングプレーンをいつも意識する。(ロッドは平面を直線移動する・回り込みキャストをしない)
  • ループの形に注意し、きれいなタイトループを作るようにする。
  • ラインの重さをいつも感じる。
  • プレゼンテーションキャストはリーダーティペットが真っすぐきれいにターンオーバーし着水する事を意識する。(この時はリストをしっかり閉じる)

教本


「The Essence of Flycasting」

左がメルクリーガーの教本です。美しい写真と、シンプルで分かり易い解説でキャスティングの基礎からダブルホールまでを網羅しています。私も読み返すたびに新しい発見があります。世界中の人達に愛読されてきたこの本は、キャスティング教本としてのスタンダードと言っても過言ではないでしょう。

右はメルクリーガーの教則ビデオです。美しい映像と、シンプルで分かり易い解説でキャスティングの基礎からダブルホールまでを網羅しています。楽しい語り口調でフィッシングシーンも満載のビデオです。イメージトレーニングには最高です。私は未だにこのビデオを超えるキャスティングレッスン映像を他に知りません。歴史的傑作だと思います。

【別記】生卵をあつかうくらいの丁寧さ

キャスティングに関して、私が感銘した言葉があります。

それは「独学フライキャスティング アドバンス編 ザ・スーパーロングキャスト」というビデオの中で進行途中に、フライキャスティング「生卵をあつかうくらいの丁寧さが必要」という秋本國勝さんの言葉でした。

キャスティング元全日本チャンピオンでもある秋本さんのこの言葉に、私は目から鱗が落ちる思いでした。そこまで徹底して考えてキャスティングをしなければ、本物のキャスターにはなれないんだと、自分の雑なキャスティングを恥ずかしく思った瞬間でした。

自分なりに、そこそこいけるんじゃない?と思っていたキャスティングがいかに独りよがりなものであったかを痛感させられました。

ただ遠くへ飛ばすことだけを考え生卵をあつかうような集中したキャスティングは一度もしたことがありませんでした。

で、考えました。そしてよくよく考えてみると、どんな分野でも一流と呼ばれる人達は皆同じレベルの考えを持っていることに気づきました。

例えば、野球の投球やバッティング。
トップ選手は、コンマ何mmの世界で戦っている訳です。
バッドを振る角度が何mmずれたとか。球を離すタイミングがコンマ何秒早かったとか、遅かったとか。

ゴルフも然り。格闘技も然り。
スポーツだけでなく、音楽、演劇、小説、絵、ビジネス・・・。
おそらく全てに共通する本質だと思います。

それにしても「生卵をあつかうような丁寧さ」
この境地でキャスティングが出来たことは、未だにあるようでない気がしています。

この事に気づいただけでも、フライフィッシングをやっていて良かったと思った出来事でした。

秋本さんの教則ビデオです。このビデオは中級者以上の人を対象にしたビデオです。主にロングディスタンスを順を追って解説しています。ダブルホールが上手くいかない人や、フルラインが出そうでで出ない人はぜひこのビデオで学ぶことをお勧めします。

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