フライリール
フライリール
フライリールは素朴で質素なイメージがあります。基本的にはフライラインを収納する為の道具。たまに大きな魚が掛かった時は、ドラグシステムを使います。シンプルが故に愛着がある工芸品のようです。キャスティングのバランスをとるのにも一役かっています。
素材・仕組み
ほとんどが、アルミニウムを使っていて、フレームを含む本体とスプールというラインを収納する部分、スプールに取り付けられたハンドルから成り立っています。
通常のギア比は一対一で、ハンドルを一回転させると、スプールが一回転する仕組みになっています。
他の釣りに比べるといたってシンプルな作りです。
選び方
使用するライン番手によって決定します。リールの外箱にDF4F+15ヤードなどと書かれています。この場合はDF4番ラインが収納できるリールだという事です。15ヤードというのは、バッキングラインの長さです。4番ラインという事は、ロッドも4番になります。
またラージアーバーといいまして、スプール径が大きくフライラインを大きな径で巻ける為、ラインの巻き癖が軽減するタイプのリールも実践的です。(上の写真の右端はラージアーバータイプです)最終的には個人の好みでいいと思います。直接釣りにはほぼ影響しませんし、デザインやロッドに付けた時のバランスなどに気を付ければいいと思います。
ブレーキシステム
すべてのリールにはドラッグというブレーキシステムが付いており、大きく分けて2種類あります。
一つは、ラチェットという金属の爪がスプールのギアに当たって抵抗になるもの。(カリカリとかチリチリとかいう音を立てるのですが、この音がなんとも素朴でいい音なんです)
もう一つが、ディスクブレーキで、自動車や自転車などと同じ仕組みのディスク版が付いている物です。
岩魚や山女などの小さい魚は、ほとんどラインを手繰ってランディングするので、ドラッグシステムの出番は少ないのですが、レインボーやブラウンなどの大型になると、このブレーキシステムを使った方が、スムーズなファイトができ、ラインブレイクが軽減します。
特に細い糸でなければかからないスプーキーな大物がヒットした時は、このブレーキシステムをどう旨く使いこなせるかが、釣果を左右する大事なポイントです。
フライリールラインナップ
スミス(SMITH LTD) マリエット ライトテックフライリール LT-1TR ブラックゴールド
機能その1-とても軽い設計です。機能その2-とても頑丈である事 。機能その3-マリエット伝統のメカニック。機能その4-なめらかなドラッグ機構。機能その5-細いティペットも通さない構造。機能その6-リール自体の重心が真下にくる事。機能その7-ノスタルジックとの融合。●超軽量、実戦対応型。
キャップス(Caps) フルーガー メダリスト 1494 WF6F ブラック
アメリカのフライフィッシングの歴史を感じられるリール、フルーガーメダリスト。その形は今も昔も変わりません。それは時代を感じさせるだけでなく、世界のフライフィッシャーマンに愛されてきた証でしょう。今更、このリールの丈夫さや、使い易いデザインの説明は不要と言える程の定番フライリールです。長く付き合える逸品です。
キャップス(Caps) AIREDALE(エアデール) #3/4 SOLID
レイズドピラースタイルのクラシカルなリールでグラスロッドなどにも良く似合います。シンプルなラチェット式のドラグシステムで破損しにくく丈夫です。
キャップス(Caps) Classic(クラッシック)II
ビンテージグラス・バンブーロッドに、ベストマッチする飽きのこないデザインでフライフィッシャーと末永く付き合えるフライリールです。
キャップス(Caps) Classic(クラッシック)II ベンチレーション シルバー
AMPEX SK-CLのアルミベンチレーション(穴あり)モデルで、2004年発売品。ビンテージグラス・バンブーロッドに、ベストマッチする飽きのこないデザインでフライフィッシャーと末永く付き合えるフライリールです。